「授業のノート、AIが全部まとめてくれたら最高なのに…」
そんな願いが叶ったかのようなAIツールが、いま話題の令和ノートです。
録音するだけで要約・クイズまで自動生成してくれる便利なアプリとして、大学生の間で一気に広まりました。
でもその一方で、「使ったら怒られた」「大学で禁止された」といった声もSNSで急増。
なぜ便利なツールが“禁止”されるまでになったのか?
そして、どうすれば安全に使えるのか?
この記事では、令和ノートが大学で問題視される理由と、正しく使うためのポイントをわかりやすく解説します。
令和ノートとは
令和ノートは、2025年に大学生のあいだで一気に話題になったAI学習アプリです。
授業を録音すると、AIが自動で文字起こしや要約、さらにはクイズまで作ってくれるんです。
「授業に集中できるし、ノートを取らなくていいから楽!」
そんな口コミが広がり、瞬く間に“学生の新常識”になりました。
ただし、その便利さの裏で「本当に大丈夫?」「授業の内容をAIに預けていいの?」といった声も。
今では大学側が使用を制限したり、禁止するケースも増えてきています。
つまり、便利なツールである一方、注意して使う必要があるアプリなんですね。
特徴と仕組み
令和ノートは、AIが授業内容を自動でノート化してくれる仕組みを持っています。
スマホで授業を録音すると、AIが音声を文字に起こしてくれて、要点をわかりやすくまとめてくれるんです。
さらに、その内容からクイズを作ったり、復習用のサマリーを自動で作ることもできます。
配布されたプリントをカメラで読み込めば、AIが文字を認識して整理してくれるという便利さも魅力。
要するに、「授業を聞く→ノートが自動でできる→復習もAIがサポートする」という流れ。
手間が省けて、忙しい学生にとってはまさに“神アプリ”と呼ばれる理由がよくわかりますよね。
大学生の間で広がった理由
令和ノートが流行したのは、ただの便利さだけが理由ではありません。
授業のスピードが速くて板書を取りきれない学生や、アルバイトで忙しい人にとって、救世主のような存在だったんです。
特に、InstagramやTikTokでは「令和ノートで授業がラクになった!」という投稿が相次ぎました。
SNSでバズるたびに新規ユーザーが増え、夏休み明けには大学内でも“使ってる人のほうが多い”という声も。
SNSで話題になったきっかけは?
大きな転機になったのは、TikTokで拡散されたある動画。
教授に「それ、授業中に使うのはダメ!」と注意される学生の様子が投稿され、数百万再生を記録しました。
それをきっかけにX(旧Twitter)でも「#令和ノート禁止」「#令和ノートバレた」がトレンド入り。
「便利すぎて禁止になった」「教授の世代ギャップがすごい」といったコメントが飛び交いました。
つまり、令和ノートは“便利なAIツール”として注目されると同時に、「教育のあり方そのもの」を考えさせる存在にもなったわけです。
令和ノートがだめな理由5選!大学で禁止される主な理由を解説
令和ノートが大学で禁止されているのは、「便利すぎる」からではなく、著作権・プライバシー・学習効果・公正性など教育上のリスクがあるためです。
- 著作権侵害と資料の無断利用リスク
- 授業運営や評価が難しくなる問題
- 「書かない学習」で理解が浅くなる懸念
- 録音・保存によるプライバシー侵害の不安
- 試験中の使用がカンニング扱いになる危険性
理由① 著作権侵害と資料の無断利用リスク
まず一番多いのが、著作権の問題です。
授業で使われるスライドや配布資料、教授の話した内容にはすべて“著作物”としての権利があります。
れを録音したり、AIに要約させたり、クラウド上に保存してしまうと──
知らないうちに著作権を侵害している可能性があるんです。
実際に、大学によっては「授業資料を令和ノートにアップロードする行為は禁止」と明言しているところもあります。
教授からすれば「自分の授業がAIの学習データに使われていたら?」と考えると不安ですよね。
つまり、便利な機能の裏には“知的財産を扱うリスク”が潜んでいる、ということなんです。
理由② 授業運営や評価が難しくなる問題
次に問題視されているのが、授業の進め方や評価がやりにくくなること。
これまで多くの大学では、ノート提出やレポートを通じて「どれだけ理解しているか」を評価していました。
でも令和ノートを使うと、AIが要約した内容をそのまま出せてしまうんです。
そうなると、教授側から見て「本人の努力なのか、AIの成果なのか」が分かりません。
公平な評価ができなくなるため、仕方なく“全面禁止”にしている大学もあります。
便利すぎるツールが、授業のルールを根本から変えてしまうという、まさに教育現場がいま直面している新しい課題といえますね。
理由③ 「書かない学習」で理解が浅くなる懸念
「ノートを取る」という行為には、実はすごく大事な意味があります。
自分で手を動かして書くことで、頭の中で情報を整理しながら理解を深めていく。
このプロセスがあるからこそ、“本当に分かる”状態になるんです。
ところが、AIが全部まとめてくれると、その過程を飛ばしてしまいます。
結果、「読んだだけ」「見ただけ」で分かった気になってしまう学生が増えているという声も。
つまり、AIに任せすぎると「知識は増えるけど、理解は浅くなる」という落とし穴があるんです。
理由④ 録音・保存によるプライバシー侵害の不安
令和ノートは授業を録音して使うため、プライバシー問題も避けて通れません。
授業中には、教授の雑談や学生の質問、場合によっては個人情報に関わる発言も含まれます。
そうした音声がAIサーバーに保存されると、誰がアクセスできるのか分からない。
「自分の発言が知らないところでデータ化されていた」というケースも懸念されています。
もともと録音を禁止している大学が多いのも、このリスクがあるからです。
安全のためには、録音前に必ず教授の許可を取ることが欠かせません。
理由⑤ 試験中の使用がカンニング扱いになる危険性
そして、もっともシビアな理由がこれです。
令和ノートを使う学生のなかには、試験中にスマホでノートを見ようとしてしまう人もいます。
でも、大学ではほとんどの試験で電子機器の使用が“即カンニング扱い”。
たとえAIノートを見るだけでも、不正行為として退場・単位取り消しになる可能性があります。
SNSでも「令和ノート見てたら教授にバレた」「退場になった」という投稿が話題になりました。
つまり、令和ノートは“試験前に使う勉強ツール”であって、試験中に使うものではないんです。
ここを誤ると、便利なツールが一気にリスクになるので注意が必要です。
令和ノートを実際に禁止している大学や教授の対応
令和ノートをめぐっては、実際に使用禁止を明言する大学や教授が増えています。
実際にどんな通達が出されたのか、注意された事例、大学ごとに異なるルールなどについて見ていきましょう。
AIツール全面禁止の通達が出た大学も
2025年秋ごろから、いくつかの大学では「AIツール全面禁止」の通達が出ています。
きっかけは、授業中に令和ノートを使って録音していた学生が教授に注意され、その動画がSNSで拡散されたこと。
その影響で、「うちの大学でも同じトラブルを防ごう」と動く学校が増えたんです。
特に情報系・教育系の学部では、授業中の録音やAI要約を全面的に禁止するケースが目立ちます。
大学としては「著作権」「プライバシー」「評価の公平性」を守るための措置というわけですね。
一方で、AI活用を前提に授業を設計している大学もあり、禁止の方針はかなり分かれています。
“ゼロか百か”ではなく、“授業単位で許可制”というのが今のトレンドのようです。
教授が授業中に令和ノートを注意する事例
TikTokやXでは、教授が授業中に令和ノートを使う学生を注意する動画が相次いでいます。
「授業をAIに取らせるのはやめなさい」「先生の資料を勝手に使うのはNGです」──
こうした発言がバズって、ニュースサイトでも取り上げられるほどです。
教授の立場からすると、授業内容を録音・解析されること自体が信頼関係を損ねる行為。
「授業はリアルタイムの対話の場」という考え方を大切にしている先生ほど、強く反発する傾向があります。
ただし、すべての教授が否定的というわけではありません。
「うまく使えば復習ツールとして優秀」と評価する先生も増えつつあります。
つまり、教授によって“令和ノートに対する温度差”が大きいのが現状のようですね。
大学ごとに異なるルールと判断基準
面白いのは、大学ごとに令和ノートへの対応がかなり違うという点です。
たとえば、
- A大学:録音やAI利用を全面禁止
- B大学:録音は許可制。要約AIは個人利用に限りOK
- C大学:AI活用の授業を正式に導入
という具合に、スタンスはバラバラ。
共通しているのは、「授業中に他人の声を録音しないこと」「資料を外部にアップしないこと」の2点。
この最低限のルールを守れば、問題視されにくい傾向があります。
また、令和ノートだけでなく、ChatGPTなどの生成AI全般を含めた「AIガイドライン」を定める大学も増加中です。
今後は「禁止」から「どう共存していくか」という方向にシフトしていくかもしれません。
令和ノートに対する学生とSNSの反応は?
令和ノートに対する反応は、教授だけでなく学生の間でも様々です。
ここでは学生やSNNSでの令和ノートの使用に対する反応を賛成派と反対派に分けてご紹介します。
賛成・擁護派
令和ノートを「神アプリ」と呼ぶ学生は少なくありません。
とくに忙しい大学生のあいだでは、「授業を効率的にまとめられる」「ノート取りのストレスがなくなる」と好意的な声が多く見られます。
X(旧Twitter)やTikTokでは、
「要点だけパッと復習できるの最高」
「バイトで寝不足でも、AIがノート作ってくれるから助かる」
「話を聞く時間が増えて理解が深まった気がする」
といったポジティブな投稿が数多く見つかります。
令和ノートを使ってぶちギレられてる大学生って動画みたけどなんであかんのやろ…
— みなみ (@DCwNcK4Q06LYmGX) November 27, 2025
要約された授業内容に対して何を感じるかとかどう考察するかが重要なんじゃないのか
シンプルに録音するのがあかんのか?
また、発達特性や病気などで板書が難しい学生にとっても、令和ノートは“学びの壁を下げるツール”として注目されています。
「禁止されるより、うまく使うルールを決めてほしい」という意見も目立ちました。
一部の教授も、「復習や聞き逃し防止には有効」と評価しており、AIを“補助的な学習支援”として活かす流れも出てきています。
反対派
一方で、否定的な声も根強く存在します。
もっとも多いのは、「便利すぎて考えなくなる」「AIに頼りきりで勉強しなくなる」という意見。
SNS上では、
「令和ノート使ってる子、授業中スマホ見てて集中してない」
「手を動かして書かないと覚えられないでしょ」
「AIの要約だけ読んで“わかったつもり”になるのが危険」
といった投稿が多く、教育の本質を心配する声が目立ちます。
また、令和ノートそのものに対する批判の声も見受けられました。
この令和ノートとかいうやつ、肝心のアプリ自体もゴミやし宣伝アカウントの動画も生成aiやし開発者(?)のアカウントもai生成で何もかもが受け付けない
SNSの流れを見ていると、擁護派と反対派はほぼ半々。
便利さを評価する学生と、教育の質を守りたい教授・大人世代との間で、意見がはっきり分かれているのが現状です。
令和ノートの正しい使い方とは?
令和ノートを安全に使うために大切なのは、ルールを守りながら活用することです。
令和ノートを“ズルい道具”ではなく、“学びを広げる相棒”にするための4つのポイントを押さえておきましょう。
- 授業録音前に許可を得ることが大前提
- AIノートは「補助ツール」として使う
- 手書きノートや復習との併用が効果的
- 試験中の利用は禁止!不正行為と誤解されない工夫
授業録音前に許可を得ることが大前提
まず大事なのは、授業を録音していいかどうかを必ず確認することです。
教授の発言や他の学生の声には、著作権やプライバシーが関わる場合があります。
「授業の録音は個人利用だけにしてください」とルール化している大学も多く、知らずに録音してトラブルになるケースも少なくありません。
令和ノートを使うときは、
たとえ便利なAIツールでも、人との信頼関係がベースにあることを忘れないようにしましょう。
AIノートは「補助ツール」として使う
令和ノートは、あくまでサポート役です。
AIにノートを作ってもらうのは便利ですが、それをすべて任せきりにすると学びの深さが失われます。
たとえば、AIが要約した内容を読んだあとに、「自分ならどう説明するか?」を手書きでまとめると理解が深まります。
要は、AIのまとめをスタート地点にする使い方です。
AIの助けを借りつつ、自分の言葉で再構築することで、本当の学びになるはずです。
手書きノートや復習との併用が効果的
令和ノートをうまく活用している学生ほど、手書きとデジタルの両立が上手です。
AIが作ったノートをベースに、自分の言葉で追記したり、図やキーワードを補足したり。
このハイブリッド学習を意識すると、記憶の定着率が高くなります。
また、復習のときにAIの要約を読み返すだけでなく、「ここが理解できていない」「この部分は自分の意見を足したい」など、アウトプットの材料に使うのがおすすめです。
令和ノートを学びを育てる土台に変える意識がポイントですね。
試験中の利用は禁止!不正行為と誤解されない工夫
当然ですが、試験中の令和ノート利用は絶対NGです。
どんなに自分で作ったノートであっても、スマホを開いた瞬間にカンニング扱いになる可能性があります。
大学の試験規定では「電子機器の操作=不正行為」とみなされるケースがほとんど。
試験前は、令和ノートの内容を紙にまとめておくのが安全です。
まとめ
ここまで「令和ノートがダメな理由5選!大学で禁止される原因と正しい使い方とは?」と題してお送りしました。
- 著作権侵害と資料の無断利用リスク
- 授業運営や評価が難しくなる問題
- 「書かない学習」で理解が浅くなる懸念
- 録音・保存によるプライバシー侵害の不安
- 試験中の使用がカンニング扱いになる危険性
令和ノートは、AIが講義内容を自動でまとめてくれる便利な学習ツールです。
一方で、著作権侵害・プライバシー・評価の公平性など、教育現場では無視できない問題も抱えています。
多くの大学が禁止に動いたのは、AIを排除したいからではなく、学びの本質を守るため。
AIが作るノートをそのまま使うのではなく、どう活かすかが問われています。
安全に使うポイントは、
- 録音前に必ず教授へ確認する
- AIノートを補助ツールとして使う
- 手書きや復習を組み合わせて理解を深める
- 試験中の利用は絶対に避ける
AIと上手に付き合えば、令和ノートは「ズル」ではなく「学びを広げる味方」にもなります。
便利さだけでなく、“どう使うか”を意識することが、令和時代の新しい勉強スタイルといえそうです。
